平塚のお祭り −その伝統と創造− (II 平塚58社のお祭り)

17 八坂神社

平成17年夏期特別展図録 平成17年7月発行

【鎮座地】田村8−21−30  【例祭日】7月28日直前の日曜日
 田村には江戸後期から明治中頃に製作された3台の屋台があり、屋台の上で市無形文化財の田村ばやしが演奏されます。田村ばやしは、鎌倉時代に京都の楽人によって編曲されたという由緒を持ち、今日まで途切れることなく伝承されてきました。曲は「屋台」「宮昇殿」「昇殿」「神田丸」「唐楽鎌倉」「仕丁舞」「印場」の7曲からなります。繊細さと豪快さを併せ持ち、優雅な笛の調べと重厚な大太鼓の響きが印象的な祭囃子です。例大祭の夜、神輿は田村ばやしの競演で迎えられて宮入りし、最高の盛り上がりを見せます。演芸会も二日間にわたり多くの人で賑わいます。

下町の屋台 青木文司氏撮影

横宿の屋台 青木文司氏撮影

上町の屋台 青木文司氏撮影


下町の囃子
撮影 2004.7.24

横宿の囃子
撮影 2004.7.24

上町の囃子
撮影 2004.7.24


神輿は昭和57年に梅沢で製作
撮影 2004.7.25

みそぎ
撮影 2001.7.23