平成十七年四月三日、祭は例年通り午前十一時より式典開始。
昨年は御輿渡行の後半、肌寒く雨が降ったりやんだりの天候に見 舞われたが、今日は朝から晴れ、私は特別な思いで三年連統して 祭りに参加している。 寺田縄が母の故郷でもあり、街の中で生まれ育った私は、小・ 中学生の頃一家揃って祭りに母の実家へ行くのが何よりの楽しみ であった。同じ平塚に住みながら当時は何故か遠い田舎に来た様 ななつかしさを感じた。そんな思いと、現在の御輿を手作りで完 成させた太鼓連(現在の山王会)のメンパーの一人で、塗装を引 き受け現在病床についている私の従兄弟の分もとの思いが重な り、さらに博物館の社寺調査会の仕事?とが重複して今日も境内 の子供達が叩く太鼓に聞き入り雰囲気にひたるのである。又、地 区の家で子供を祭りに参加させないと云う両親を持つ子供の事を 思うと一抹の淋しさを感じる。せめて子供達には祭りの楽しさを 味合わせてあげたいものである。 最後に酔いにまカ叱て短歌を二首記す。 祭り提灯川面に映えて深ぷかと今日一日の心ろの平安 祭り終わる満点の星受けながら重きカメラと家路を急ぐ 今井輝夫 | |
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