祭は共有、連帯感を得られる娯楽ではないかと恩った。現在、
巷に溢れる娯楽はどちらかといえば個人で楽しむものが多いので はと思う。それに対し、祭は地域という集団で楽しめる。今の社 会は「個」という方向へ進んでいる感があるが、人間集団という 言葉がある以上、「集」に対する意識を持ってもよいのではない か。地域での祭を通じて人々が楽しみを共有できれば、祭の今後 にも繋がっていくのではないだろうか。 ただ、祭も盛衰があり時代の影響を受けやすいかと思うので、 祭の形が少しずつ変化するのも事実である。「過去」からのもの を続けていくにせよ、「現在」の形を創っていくにせよ、多大な 労力がいる。それには、一人の力では為せる業ではないと恩うの で、地域の人々が共に力を合わせ、祭を「未来」へ渡って受け継 いでいってもらいたいと願う。 猪股将治 | |
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