平塚の道祖神 (神田地区)

大神中町・番場町

最終更新 1998年5月

大神1949-1
小屋内に2基が窮屈そうに並んでいる。単体像は年代不明だが、江戸期のものだろう。二基は新旧の塔ではなく、二つの町内で祀っていたものをまとめた可能性がある。 小屋のまわりに五輪石多数。

年代不明単体像(左)と文化9年(1812)双体像
<1>年代不明単体像:烏帽子合掌。状態の良いきれいな像である。四之宮の享保13年山の神像(四之宮845)と烏帽子の傾き方など類似点が多い。 <形>舟型 <材>安山岩 <寸>43×22×17 <銘>無し <2>文化9年双体像:上部に妻模様が刻まれている。右神が盃状のもの、左神が徳利状のものを持つ市内には珍しい祝言像である。男女の別は良く分からないが、祝言像の場合、道祖神の性神的側面から、徳利と盃は男女の象徴を型どったものと解釈される。<形>板駒型 <材>凝灰岩 49×29×14 <銘>(正)文化九申 二月吉日