四之宮343高林寺墓地入口
墓地入口に二基が並ぶが、祀り手は異なる。四之宮下郷カミと八幡上町カミは、厚木道の両側にある集落で、村を超えて同じ道祖神を祀っている。 八幡と四之宮では、村域を超えた祭祀組織がとられているのが特色といえる。 | |
四之宮下郷カミ・八幡上町カミの年代不明石祠 高林寺には一対の木彫単体像が保管されているらしいが、所在不明になっている。『大野誌』には次のように記してある。 「江戸時代中期の作と思える高さ一尺程の木造単立像二体。既に原形を損するまでに虫に喰われている。木像であるので平常は高橋久蔵氏宅に保管していたが、 この家に不幸が続いたので、コンクリート造りの祠を造立してこれに納めた。しかし、この祠にも雨水の浸透があり、また、悪戯をされる心配もあるので、 現在は高林寺で保管し、左義長の当日のみコンクリート造りの祠に移してこれを祀っている。」また、セエトバライに子供たちは小さなお飾りを作るための紙を町内から集めたが、 これをオンベの紙といった。<材>凝灰岩 <寸>109×35×28 <銘>無し |
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観音町の年代不明文字塔 北向観音の辺りの家々を観音町という。道祖神は門中の陰に位置。年代は「嘉永元戊申」と思われる。 <形>兜巾型 <材>凝灰岩 <寸>44×20×16 <正>(右)時□□元戊□二月 (正)道祖神 |