平塚の遺跡

中里B遺跡

なかざとBいせき

最終更新 1998年5月

中里に所在し、砂州・砂丘から砂丘間凹地に立地しています。基本的に、古墳時代後期から古代の集落址で、継続的に営まれてた居住空間の場と考えまする。遺物は墨書土器、灰釉陶器、金属製品、転用硯等が出土しています。特に古墳の周溝から出土した6世紀前後の須恵器・鏡形鉄製品や銅製の太刀足金具は有力な豪族の存在が考えられます。また、古代の集落を分析した小島氏は「飛鳥から奈良時代にかけて、すでに地割りの方向が真北におかれている」と指摘し、重要な問題を提起しています。

中里B遺跡_全体写真

中里B遺跡_古墳の周溝

中里B遺跡_古墳から出土した須恵器杯

中里B遺跡_古墳後期の土師器群