岡崎字桜畑に所在し、岡崎台地の西端の中央部に位置します。調査は5地点ほど行われているが、第1地点は未報告です。第2地点では岡崎城跡に関連した中世館跡・土塁状遺構・版築層や曲輪状遺構が検出されています。第3地点では古墳時代前期から中期の集落が確認されました。第4地点では曲輪状遺構や版築遺構が確認されていますので、岡崎城跡に関連したものと思います。第5地点では、弥生時代後期から古墳時代前期の方形周溝墓、古墳後期の住居址や古代の建物が発見されています。この遺跡の特徴は、弥生後期から古墳前期までは、方形周溝墓を主体とする墓地的な様相が強く、次の古墳後期になると住居址に代表されるように居住域となるようです。中世になると岡崎城跡に関連した遺構が多く見られるようです。 | |
桜畑遺跡_全体写真 | |
桜畑遺跡_右側の12号住居址には炉と竈が | |
桜畑遺跡_全体写真 | |
桜畑遺跡_1号方形周溝墓 | |
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