平塚の遺跡

十七ノ域遺跡

じゅうななのいきいせき

最終更新 1998年5月

真土字十七ノ域に所在し、砂丘から自然堤防に立地します。7・8世紀の掘立柱建物址と竪穴住居址が主体的に検出されていますので、居住空間としての色彩が非常に強いと思います。遺物は墨書土器、線刻土器・灰釉陶器、金属製品、瓦、硯等が出土しています。特に6世紀前半と7世紀前半から8世紀前半の湖西産(静岡県湖西市)の須恵器、8世紀前半の南武蔵産(東京都)の赤彩盤状の坏、平城Ⅲ期に比定される暗文の坏、灰釉陶器鳥形硯の蓋や釣針は大変注目されものです。在地勢力の一つの拠点地域と考えます。

十七ノ域遺跡_1号堀立柱建物址

十七ノ域遺跡_全体写真(2)

十七ノ域遺跡_全体写真

十七ノ域遺跡_全体写真南側