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高根横穴群

平塚の遺跡

高根横穴群

たかねおうけつぐん

最終更新 1998年5月

高根殿上に所在し、大磯丘陵の東端の東斜面に位置しています。横穴墓群は標高20〜40mに30基ほど分布し、二宮層の砂質シルト層を掘り込んでいます。構造は変化に富んであり、横穴墓の変遷を知る上で重要な位置を示すものと思います。この横穴墓群は7世紀前半から8世紀前半に造られたものです。遺物は土師器、須恵器、馬具、装身具などが出土しています。この古墳時代後期でも7世紀代の須恵器はほとんど静岡県の湖西市にある湖西窯の製品で占められている特徴があります。馬具は県内の横穴墓からも出土しますが、鉄地金銅張張の雲珠・杏葉は優品で、被葬者はかなりの地位や経済力を持った人物と思われます。

高根横穴群_遠景写真

高根横穴群_須恵器長頸壷

高根横穴群_須恵器杯

高根横穴群_須恵器葢


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