金星は、太陽から2番目に公転している岩石惑星です。

太陽からの距離は約1億820万kmで、自転周期は約243日、公転周期は約225日です。

金星の大きさは直径約1万2100kmと、地球と大体同じくらいです。

金星は太陽系の惑星の中で、唯一自転が反対に回っています。

金星には地球と同じように大気がありますが、地球とは違い大気の成分はほとんどが二酸化炭素です。気圧は90気圧と、地球では水深930mまで潜ったときとほぼ同じです。

二酸化炭素の温室効果によって金星は平均温度が約470℃と金星より太陽に近い水星よりも高温の惑星となっています。

また、金星では「スーパーローテーション」と呼ばれる秒速100mを超える高速の風が吹いています。地球の台風よりも強い風なので、自転よりも速く、4日ほどで星のまわりを一周してしまいます。