昨日1月28日、野外観察入門講座「相模川流域ジオツアー入門 第3回 相模原の段丘地形と遺跡」を実施しました。

今年度から始まった相模川流域ジオツアー入門は、地質や地形を中心に、そこに関わる人々の営みの歴史にも着目して、野外を実際に歩いて学ぼうという入門講座です。第3回となる今回は、相模原市南区磯部の勝坂遺跡(縄文時代)から、中央区田名塩田の田名向原遺跡(旧石器時代)までを歩きました。かつての相模川がつくった段丘地形のなかで、5000年前の人々、2万年前の人々はそれぞれどんな環境で、どのように暮らしていたのか……実際に野外を歩くことでより具体的に思い描いてもらえたのではないかと思います。

次回第4回「江の島と相模川の関係」は3月19日(日)に実施予定です。興味がある方はぜひご参加ください。

勝坂遺跡公園を見学する参加者たち

縄文時代中期(約5000年前)の大集落跡を公園として整備した勝坂遺跡公園
段丘の縁にある

段丘崖の下に見られる湧水

公園から坂を下って一段下の段丘に来ると、段丘崖の下から湧水が
縄文人もこの水を生活に使ったのだろうか