博物館の天文担当は、しばしば公民館からの依頼を受けて「出張星空観察会」を行っています。昨夜は平塚市吉沢公民館にて「冬の星空観察会」が開かれ、塚田学芸員が講師として、博物館の望遠鏡とともに公民館まで行ってきました。

初めのうちはほとんど雲がない快晴に恵まれ、宵の明星・金星にほとんど串刺し団子状態の土星、ガリレオ衛星を従えた木星、地球から遠ざかりつつある火星と贅沢にも4つの惑星を順に楽しんでいただくことができました。最後には惑星との見え方の違いを見てみようということで、オリオン座のベテルギウスも。
吉沢公民館には当館のワーキンググループのひとつ、天体観察会の会員が一人お勤めで、彼も望遠鏡を持ってきてくださり、電子観望でアンドロメダ銀河などを楽しませていただきました。

当館では、博物館の屋上に望遠鏡を展開して星を見る、その名も「星を見る会」も実施しています。むしろ、こっちが本業。今年度は残すところあと1回……2月14日(金)に開催予定です。なかなか応募倍率が高く、参加しづらい状態が続いているのが恐縮ですが……興味がある方はぜひお申し込みください。

土星はそろそろシーズンオフですが、ほかの3惑星はまだまだ見やすい時期が続きます。肉眼でも明るく輝く姿を楽しめますから、ぜひ宵の空で探してみてくださいね!(下の画像は2025年1月30日18時30分の南~西の空)