(承前)
平塚駅周辺の商店街には
1980年代のショッピングモール化の際に
ここで行う盛大な七夕まつりにちなみ
星座絵のタイルが設置されました。
それは、七夕の夜空を再現し
東西南北、商店街を空に見立てて配置されました。
しかし歳月は流れ、
その中で、それが「星座」であるということがわかりにくかった「いるか座」
そして「やぎ座」が、
姿を消してしまいました。
それを知ったさんかく座は、次は自分かと恐れおののくのでしたが‥
(↑前回のあらすじ)
いえ、これは物語ではありません。
もちろん、星座神話でもありません。
ご紹介した星座絵タイル、設置区域全域の所在確認ができましたので、結果をお知らせいたします。
2014~2015年の「星まつりを調べる会」悉皆調査で作ったマップ(PDF)を改訂・更新しました。
さんかく座、大丈夫です。
よかった‥とりあえず
前回紹介した「やぎ座」「いるか座」がホントに星座絵なのか、念のため、モール化完成当時に市が作成したパンフ「美しい出会いのまち 中心街ショッピングモール」(平成元年)のマップを見てみましょう。
図の中心近く「浮世会通り」の表記の右に、今は亡き「いるか座」のデザイン。下の方「駅前商和会通り」の文字の左には、失われた「やぎ座」の、あの牛の背中に魚が浮かんだようなシルエットがあります。たしかに。スターモールのはくちょう座や、パールロードのペガスス座と同じように描かれているので、あの絵タイルは、まちがいなく星座絵だったのです。星座名が入っていないのが、惜しい‥
この一連の星座絵、わかりにくさ、難易度ランクでは、さんかく座よりも上があります。下の写真も、じつは星座。いったい何でしょうか?
ぜひ現地を訪問下さり、当館のマップで照合してみてください。
来週、平塚市観光協会のイベントで、これら、街に仕掛けられた星座たちについてお話しします。お時間のある方は、お運びいただけましたらまことに幸いです
1月18日(土)13時30分~
会場:平塚市民プラザ
参加自由。無料。