11月20日といえば……そうですね、エビス講です。
当館でも相模の家で、エビス講の展示をしています。
こんな感じです。
普段まつっている恵比寿大黒の像を座敷におろし、机の上において、尾頭付きの魚とミカン、お神酒や食事、桝に入れたお金などを供えます。
エビス講は1月20日と11月20日の2回あります。
1月20日にエビスさんは稼ぎに出かけるため、満足しないように供え物は質素に済ませるという家もあります。
その分、1年分を稼いで帰ってくる11月20日のエビス講では、ごちそうを供えてエビスさんをまつるのです。
実際の家で行われている様子がこちら。
これは2018年の平塚市岡崎の家で撮影されたものです。
キンメダイ、ミカン、お金、お酒、食事が供えられています。
また、昔は11月20日に商店へ買い物へ行くと、ミカンをもらえたので、子どもたちがそれを目当てにおつかいへ行ったといいます。
各家でやっている行事なので、なかなか見ることはできませんが、それを再現したものが相模の家に展示されていますので、ぜひご覧ください。
場所はここ。いろりの奥なので、土間からだと少し遠いですが……。
12月半ばまで展示をする予定です。