11月6日夕方から11月11日夜まで、当館のワーキンググループ「流星観察会」で月面衝突閃光協働の観測キャンペーンを実施しました。ご参加いただいた皆様、お疲れさまでした。
月面衝突閃光とは、月面に隕石が衝突する際に見られる、一瞬の発光現象です。明るい閃光であれば小型の望遠鏡でも観測することが可能で、複数地点から同時に観測すると、確度を高めることができます。月面衝突閃光が起きたかどうかがはっきりすると、大きな流星物質の分布調査やクレーター形成過程の解明、月面開発へのリスク評価などに役立てることもできます。
観測期間中、平塚における学芸員の観測では、11月7日(晴れ)、8日(晴れ)、9日(雲多め)、11日(夜露あり)に動体検知を実施し、2つの暗い閃光を得ることができました。詳細については閃光時刻のページに記載しています。
残念ながら第1回に続き今回の期間でも、明るい衝突閃光は捉えられませんでした。小型望遠鏡では写らなかったかもしれません。捉えられなかった場合も、こちらのフォームから観測結果をご報告いただけると幸いです。
観測キャンペーンは今後も実施する予定です。ぜひご参加ください。