昨日9月28日(土)、プラネタリウム100周年企画、特別投影「ひらはくオールスターズ」の第8回が行われました。ゲストは佐々木孝啓さん!

佐々木さんは当館の元・博物館実習生。実は、1月の「ひらはくオールスターズ」に登場いただいた長谷川さんと実習同期です。話しは逸れますが、佐々木さんや長谷川さんが実習時に制作した展示も、今年の実習生と同じ「ふるさと歴史かるた」を題材にしたものでした。本当は佐々木さんに今年度の実習生制作展示を見ていただきたかったのですが、残念ながら25日まででした。

さて、話を戻しますと、佐々木さんは現在、さいたま市にあるさいたま市宇宙劇場でプラネタリウム解説員をされています。同館は、平塚市博物館と異なりプラネタリウムドームが傾き座席が階段状に配置されているタイプです。そこで、両者の違いを生かした、傾斜式で見る星空を平塚市博物館のような水平式で見たらどうなるか、という視点で投影をしてくださいました。題して「傾いたプラネタリウム 宇宙劇場の解説員がお送りする 傾斜の世界」!さいたま市宇宙劇場のスカイラインも投影したんですよ。

そのカラクリはここでは書きませんが、北極星がドームの見切りスレスレだったり、カノープスがドームの見切りよりかなり上に見えたり……なんとも不思議な感覚だったのではないでしょうか。そう、平塚市博物館のプラネタリウムドームの場合はドームの見切り=地平線なのですが、さいたま市宇宙劇場のような傾斜式の場合は違うんですね。佐々木さん、おもしろいお話をありがとうございました!
(佐々木さんはさいたま市宇宙劇場のユニフォームを着ての登場!ユニフォーム、平塚市博物館のも欲しいですねぇ笑)

神奈川県内にも傾斜式ドームを持つプラネタリウムはいくつかあります。例えば湘南台文化センターこども館とかはまぎん こども宇宙科学館とか。伊勢原市立子ども科学館相模原市立博物館もですね。ぜひ足を運んでみてください。

次回の「ひらはくオールスターズ」は1月18日(土)。当館元・投影アシスタントで元・博物館実習生で現在は富山市科学博物館で学芸員を務める宮野彩さんの登場です。お楽しみに!