今日から寄贈品コーナーにおいて、宮沢賢治生誕120年記念展「賢治が魅せられた石たち」が始まりました。制作は地質担当の野崎学芸員です。

宮沢賢治の作品には、様々な岩石や石が登場します。彼自身、子どものころは石コ賢さんと呼ばれるほど鉱物採集に熱中したそうです。作品中に登場する石や鉱物は、名前を聞いただけではどんなものなのかよくわからないものも多数です。比喩的に使われていたり、色の表現としてであったり…その石・鉱物のことを知っているとより賢治の作品が楽しめるのではないでしょうか。

本展では、作品の引用と、そこに登場する岩石鉱物の実物標本を展示しています。文章と対比して実物をご覧いただき、その後、ぜひお話し全体を読み返してみてください。きっと、新しい世界が広がるはずです。

なお、この企画展の開催にあたって、花巻市に宮沢賢治生誕120年ロゴマークの提供を、神奈川県立生命の星・地球博物館にバダクルミの化石を提供(貸与)していただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

企画展のタイトルパネル

展示タイトルは銀河鉄道の駅名看板風
次回予告もあります

壁に貼られた引用文と手前に並ぶ標本たち

作品の本分引用と登場する岩石鉱物の実物標本が所狭しと並びます

展示されている始祖鳥の化石のレプリカ

貴重な始祖鳥の化石のレプリカ
賢治と始祖鳥の関係とは?