2月10日は博物館文化祭の実演「太陽黒点をみよう」と「会員によるプラネタリウム投影」を開催しました。「太陽黒点を見よう」では投影板を使った望遠鏡と、太陽の彩層観察のための専用のフィルターを取り付けた望遠鏡で、太陽を観察しました。
太陽を望遠鏡で直接見ては絶対にいけませんが、屈折望遠鏡で集めた光を白い板に投影すると、太陽の像をみんなで見ることができます。
こんなふうに接眼レンズを通した光を白い紙に写します。このとき絶対に接眼レンズをのぞき込んではいけません。
この日は中心に大きな黒点群が出現していました。
こちらはHα線という光で観察するための、太陽専用の望遠鏡です。この望遠鏡は、Hα線という光だけを通すフィルターを望遠鏡に取り付けているので、接眼レンズで覗いても大丈夫(普通の望遠鏡は絶対に覗いてはいけません!!)。ちょうど周囲にたくさんのプロミネンスが見えていて、皆さんじっくり観察されていました。
天体観察会太陽分科会の岡澤さんが、太陽について詳しく解説をしています。岡澤さんは毎日、様々な光で太陽の観察を続けていらっしゃいます。岡澤さんの撮影された太陽の写真は、博物館のプラネタリム前液晶モニタでもご紹介しています。
天体観察会太陽分科会の横関さんが、解説用の資料を使って太陽の魅力をたっぷり説明しています。今は黒点の数がピークを迎え、日々盛んに活動しています。今年は太陽から目が離せません。今後も太陽黒点の観察会は行いますので、ぜひお越しください!