博物館実習、五日目からは展示制作実習が本格的に始まりました。さて、どんな展示になるのでしょうか?そして実習期間中に制作を終えられるでしょうか……?

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 実習5日目の今日から、本格的な展示制作作業が始まりました。
 4日目の話し合いにより本日は実際に展示する展示資料を決め、展示構成を考えることになっていました。しかし、展示制作の趣旨や方向性、主軸がはっきりとしておらず、漠然としているという問題点があることが判明しました。それに加えて展示資料や展示構成を決めなければならなかった上に明日の午後までに展示を形にする必要があるので、焦りを感じた場面もありました。 しかし、学芸員の皆様のご助言や実習生の皆さんとの話し合いを通して展示する資料を決めた後は実際の展示室や展示資料の大きさを計ったり実際に展示場所の確認をしたりして展示構成を決めるなど、少しずつ展示内容を決めていきました。 キャプションや解説パネルの内容、それらの配置場所などの課題や懸念点はまだありますが、来館者の皆様に楽しんでいただける展示にしていきたいと思います。
(古川綾夏)

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 実習5日目の本日は、実習生が手掛ける展示の製作作業を行いました。
 午前中は企画の狙いや趣旨を明確化し、候補となる展示品を収蔵庫から持ち寄り、皆で趣旨に沿った展示品を精査しました。また展示ケースや掲示板、展示品1つ1つの寸法を測定し午後から実動に移れるよう準備を行いました。
 午後は午前中に行なった作業をもとに、具体的な展示構成の決定と展示品の仮配置を行いました。1つの展示品を設置するだけでも、想定対象を意識した高さや見やすさ、また展示品を固定する釘の角度など細部まで気を使うことが多く、1つの展示を完成させることがどれだけ大変なことであるかを身に染みて実感しました。明日の仮完成に向けてキャプションや展示パネルの製作、また実際に配置して分かった課題などを改善し、来館者の皆様により良い展示をお届けできるよう努めてまいります。
(北澤哲太)