ジメジメした暑さが続いて、夏が始まりつつあるのを感じますね。
博物館ではお盆の精霊棚(しょうりょうだな)の展示を始めました。
精霊棚は迎え火を焚く8月13日の昼にザシキに設けられます。
市内岡崎のお宅の精霊棚を参考に設えました。
棚の両端に竹を立てて、竹の間にホオズキや大豆などの畑作物を下げます。
参考にしているお宅では、右からホオズキ、ニンジン、稲穂、大豆、小豆、落花生、胡麻、ホオズキを下げています。
棚の奥に十三仏の掛け軸をかけ、棚の上に仏壇から出した位牌や本尊、ナスとキュウリで作った牛と馬、スイカやカボチャなどを供えます。
また、食事などとは別にアライアゲといって、ナスを賽の目状に切ったものを里芋の葉の上にのせて供えます。
平塚市内では、旧暦に合わせて8月13日~15日または16日をお盆として先祖を迎える家が多いです。
ただ、家によっては新暦の7月に先祖を迎える場合もあります。
というわけで、新暦のお盆にも間に合うように、博物館では少し早めに精霊棚を出しました。
相模の家の精霊棚の展示は、8月いっぱいまでの予定ですので、ぜひご覧ください!
(7月23日の午後1時からは、相模の家で平塚のお盆についてのお話もします……!)