博物館の入り口の前、文化公園の一部に、ちょっとしたひっつきむしゾーンがあります。

今はちょうど花と実が見られる時期です。

花。

ひっつきむしゾーン。

この植物、アレチヌスビトハギという北アメリカ原産の外来植物で、県内では1988年に初めて記録されました(神奈川県植物誌2018)。

実。この実がよくひっつきます。

ひっつきむしゾーンがあると、通り抜けてみたくなりますよね。

通り抜けてみました。

この植物は本当によくひっつきます。

表面の毛の先が少しかぎ状に曲がっています。

一番下の実が一番大きなもの、上の二つはこれから大きくなるもの。

花はこんな風に雄しべと雌しべが外に出ているものと、

雄しべと雌しべが(花びらの中にあって)見えないものがあります。

昆虫が花に触れるとはじけて中から雄しべと雌しべが出てきます。

昆虫の気分になって、イネ科の草の茎のような細いものを、矢印の蜜標の先にある丸で示した蜜への入り口辺りに潜りこませてみましょう。びっくりするような動きが見られます。