博物館実習、三日目。昨日に引き続き、今日も大半が資料整理実習でした。昨日は歴史、考古、地質分野の学生さんに日記を書いてもらいましたので、今日は民俗、生物、天文の学生さんに書いてもらいましょう。
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本日は実習三日目を迎えました。
民俗分野では、展示制作実習で使う資料を選別しつつ、受入番号と資料番号を書き込む作業をしました。
直接資料に書き込むことで、万一被災しても資料の判別が容易になる、と伺い、資料の管理に寄与する整理作業の大切さを実感しました。
整理に当たっては、寄贈された徳利や重箱等、割れ物や損傷の激しい物も取り扱います。
想像以上に労力が要求される作業であり、資料を保存するためには、丹念な準備が求められるのだと感じました。
整理作業を通して実物資料を確認したことによって、展示のイメージが湧き、より実現性のある企画を考えられたように思います。
1日の終わりには、分野ごとに展示制作案を発表をしました。
鑑賞者の興味を引き出すにはどうすればよいのか、展示を通して何を伝えたいのかをより明確にしていく必要性を痛感しました。
学芸員の方々からいただいたご指摘を踏まえ、魅力的な展示にできるよう、明日以降も実習に邁進していきたいです。
堀切 七海(東京学芸大学)
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私たち生物班は本日も昨日に引き続き、先日終了した特別展「野鳥愛」で使用した鳥の剥製や写真、パネル展示などの展示物の回収を行いました。
展示物の回収完了後、展示室の清掃を行い、無事にすべての展示撤収作業を終えることができました。
撤収作業後、教育普及事業実習の一環として明日行われる子ども向けイベントに使用するワークシート準備作業の一部に私たちも携わらせて頂きました。
そして本日、展示制作案の分野別発表もありました。学芸員の皆さん全員が見守る緊張の中、各分野代表者一名が皆の前で発表を行いました。
どの分野の展示テーマもユーモア溢れる、早く展示が見たくなってしまうようなものばかりで私の想像を超えていました。
すべての分野の発表が終了した後、各分野担当の学芸員さんからアドバイスを頂きました。
私たち生物班は中々話し合いが進まない中で発表をしたこともあり担当の学芸員さんからは厳しいご指摘を受けました。
また、他分野担当の学芸員さんからも有難く参考になるアドバイスを頂き、これらを踏まえた上で明日以降話し合いを進めていけたらと思います。
何か少しでも皆さんの心に残る展示が作れるよう、私たち生物班三人で力を合わせて全力を尽くしていきたいと思います。
青山 奈央(東京農業大学)
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今日は主に資料整理実習を行いました。
私の担当は天文分野で、現在は展示していない展示ケースに新たに展示を行うために、背景や展示台の色を展示品に合わせて布を貼り付ける作業と、展示の配置を考えさせて頂きました。
展示ケースの大きさに合わせ布を切ることや展示台にラッピングをするように布を貼り付ける作業を行いましたが、単純なことに見えてとても難しく時間がかかってしまいました。
その後、展示ケースに展示品を並べましたが見せたい部分を全て見えるようにするためにはどの角度にどのように置けば良いのかを学芸員の方に教わりながら無事に作り終えることができました。
鈴木 綾菜(神奈川大学)