十五夜と十三夜に合わせて、相模の家でもお月見のお供えをしました!
平塚のお月見では、団子はもちろん、ススキなどの季節の草花、果物、里芋、ご飯とみそ汁などに加え、豆腐を月に向かって供えます。
お月見は家ごとの行事ですので、供え物の内容は家ごとに異なりますが、団子、里芋、豆腐は必須のものです。豆腐を供えるのは、平塚周辺地域の特徴といえます。
これらを月に見えるように縁側に供えていたため、近所の子どもたちが「団子盗り」といって、供え物の団子を取りに来ることがありました。団子を盗られても、「月が召し上がった」として、むしろ縁起のいいこととしてとらえられていました。
そのため、この日ばかりはお団子を盗っても大人に怒られることもなかったわけですが、学校からやめるように言われたことなどから、徐々になくなっていきました。
今年の十五夜は9月10日(土)、十三夜は10月8日(土)です。どちらかだけを祝う片月見は忌むこととされているため、十五夜を祝ったら十三夜も祝いますし、十五夜に月が見えなければ、十三夜は祝いません。
今のところ(9月7日)の10日の天気予報は曇り……。きれいな月は見られるでしょうか…!?
もっと詳しく平塚のお月見について知りたい方は、5分でわかる平塚学入門「平塚のお月見と団子盗り」をご覧ください!