先日、当館ワーキンググループ「古代生活実験室」で土笛の野焼きを行いました。

概ねこんな感じで数時間やっていました。

 

3年ぶりの土器焼きで、担当者は初の野焼きでした。今後のためにもここで流れを記録しておこうと思います。

 

令和3年度野焼き会場。長年使っていなかったので芝が生えていました。まずは芝をどけるところからスタート。

 

地面が湿っていては火もなかなかつきません。今回は火床予定地に焼き物片を敷いてみることにしました。

 

使い終わった火きり板や材木をドーンと積みます。これがおき火のもとになっていきます。

 

もちろん火はこれで。本当はもみ切り式でやりたかったですがコンディションがですね…。

 

無事着火。ライターなくてもどうにかなるものですね。

 

おき火になるまで、つくった土笛を火の近くに置いて温めておきます。急に火に入れると割れちゃうそうです。
こころなしか土笛たちも熱そうです。

 

いい感じのおき火になったので土笛をドーン。

 

パリーン。土笛が十分に温まっていなかったようです。慌てて避難させます。

 

十分に温め、再度おき火の上へ投入。今回は割れずにできました。

 

土笛が熱くなってきたと思ったら、一気に焼きあげます。ふぁいやー。

 

カメラのレンズが溶けるんじゃないかと思うくらい熱かったです。無事に焼けているでしょうか。
こちらからはいい感じに焼けているように見えますが…。

 

火がおさまると、そこには立派な土笛が。無事だったようです。
この状態でも十分に熱い!急に冷ましても割れてしますので、ゆっくりゆっくり冷まして取り上げます。

  

 

消防署に届出を出し、定期的に周囲に水を撒くなど火事にならないよう注意して行いました。

しかし煙が多く出てしましましたので、当館に来館いただいたお客様を含む文化公園利用者様の方々にはたいへんご迷惑をおかけしました。当日は誠に申し訳ございませんでした。