新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、平塚市博物館では様々な行事を休止してきましたが、8月には「星を見る会」を実施し、そして本日9月20日には講座を再開させることができました。感染症拡大防止の観点から、定員を30名に絞った申込制での実施ではありますが、まずは最初の一歩が踏み出せたと考えています。
本日に行われたのは最新天文学講座「火星最前線」。通常、最新天文学講座は天文担当の塚田学芸員がお話するのですが、今回はさらに地質担当の野崎学芸員も加わり2本立ての豪華拡大版。これまでの火星探査の歩みや先々月に打ち上げられた火星探査機3機を塚田学芸員が紹介した後、野崎学芸員から火星探査機インサイトに関連して、惑星の内部構造を調べる、特に地震波を測定する方法の解説がありました。
これから数か月は火星が見ごろを迎えます。明るく赤い火星の輝きを目にしたときは、ぜひそこで活躍する探査機たちの姿を応援していただければと思います。