博物館は6月20日(土)に開館の予定ですが、今週から19日までの期間、燻蒸作業に入ります。
燻蒸とは投薬によって保管資料に悪影響を及ぼす虫やカビなどを退治する作業で、毎年、これらが発生しやすくなる梅雨入りのこの時期に実施しています。
具体的な工程としては、収蔵庫を密閉し、そこにホースで薬剤を入れていきます。準備終了後、2日間燻蒸して、4日間かけて排気、最後に安全を確認して、開館となります。燻蒸は、外部から運び込まれて間もない新着資料などに、特に効果を発揮します。
また、館内の収蔵庫だけでなく、展示室や講堂、研究室、屋外のプレハブ収蔵庫なども殺虫・消毒処理をおこないます。
燻蒸により収蔵品を未来へしっかりと伝えるとともに、開館に向けた準備も進めていきます。