平塚八景のひとつ、八幡山公園に洋館が立っているのをご存知の方も多いと思います。「八幡山の洋館」として親しまれている登録有形文化財「旧横浜ゴム平塚製造所記念館」です。

100年以上の歴史を持つこの建物、関東大震災を乗り越え、改装や改修の手が加えられて現在の姿となりました。が、創建当初の色合いや構造は現代と異なっていました。

平成16年から17年にかけて行われた解体収集工事でかつての姿を伝える部材が確認されましたが、このたび、それらを博物館の寄贈品コーナーで展示することになりました。というわけで今日、考古担当の栗山学芸員が社会教育課で保管していた洋館の部材資料を展示のために搬入しました。

展示は今週末…3月5日(土)から。「よみがえる明治の建築 八幡山の洋館」と題して、部材資料を公開するとともに洋館の歩みを紹介します。皆さんのご来館をお待ちしています。

搬入された洋館の部材(扉)

搬入された部材の一部…どこかの扉ですね

栗山学芸員が資料の搬入をする様子

搬入作業をする栗山学芸員