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平塚市博物館/月面の景色(またチコとコペルニクス)(2007年10月21日)

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月面の景色−またチコとコペルニクス(2007年10月21日)


チコクレーター
ティコクレーター 2007年10月21日
コペルニクスクレーター
コペルニクスクレーター 同日(いずれも平塚市博物館で撮影)

月は 地球を回る自然の衛星です。
そして 地球にいつも同じ面を向けています。
だから、わたしたちは月を眺めるとき
いつも同じ模様の月を見上げ
望遠鏡で地形を観察するときも
同じ角度から眺めることしか できません。

 どこかの観光地のパンフレットのように

というわけで
またいつものアングルの
ティコとコペルニクスの写真です。
ですが、
今年5月の写真と くらべてみて下さい。

少し、違いませんか?

これは、秤動という現象です。
秤動にはさまざまな理由があり たとえば
月の公転と自転の軸がいくらか異なること
月の公転速度が一様ではないこと
地球の運動で 私たちが月を眺めるポイントがずれること
少々いびつな形をしたお月さまに
太陽や地球の引力が働いて揺らすこと
等々が挙げられます。


いま次々と月を訪れる探査機たちが
これらの地形を まったくちがうアングルからとらえて
見たことのない表情を伝えてくれるのが
とても楽しみです。




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