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馬入水辺の楽校生きもの調べの会(2004年8月)

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水辺の楽校の風車
<馬入水辺の楽校 生きもの調べの会> 2004.9.1 
●8月の活動
 8月15日(日) 曇りアブラコウモリ
 毎年恒例の夕涼み観察会。5時半に集まって2時間ほど、夕方から夜の観察を行いました。ハラオカメコオロギの声を聞きながら上流ワンドに向かい、夕食を食べながらアブラコウモリの登場を待ちました。日が落ちて薄暗くなる頃、だんだんと数が増え、およそ30匹ほどがワンドの上空を飛び交うのが観察できました。ここで、おなじみになったバットディテクターを取り出します。この機械は、コウモリの出している超音波をとらえて、人間の耳に聞こえる音に直すものです。それを通して聞くコウモリの声は「チュチュチュ・・」と舌打ちを繰り返しているように聞こえます。もし人間も超音波が聞こえるとすれば、夕方の空はやかましいほどコウモリの声に満ちているのでしょう。
 上流ワンドからの帰り道では、カラスウリの花・カンタンの声・マツムシの声などが観察できました。

夜の花(左:カラスウリ 右:コマツヨイグサ)
カラスウリの花 コマツヨイグサの花
●山羊島(やぎじま)に渡りました
 水辺の楽校の沖にある中州は、最近までヤギが放し飼いになっていたので山羊島と呼ばれています。この島は
茅ヶ崎市に属しているので、8月16日に茅ヶ崎市環境政策課による自然環境調査が行われました。引き潮の時間
をみはからって、約15名の調査員の方々と島へ渡り、植物や魚の観察をしました。ヤギがいなくなったために、島
の内部はヨシやメダケがびっしりと生い茂り、まったく踏み込むことができませんでした。岸辺には、水辺を好む貴
重なゴキヅルが見られました。ガガイモが花盛りでしたが、花に来ている虫の数は、楽校側よりも少なく感じまし
た。そのうちに、生きもの調べの会でも島に渡ってみたいと思います。
ゴキヅル ツルノゲイトウ
ゴキヅルとその花 珍しい外来種ツルノゲイトウとその花

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