わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

漂着物を拾う会(2009年1月)

平塚市博物館公式ページ

虹ヶ浜から<2009年1月>

今月の虹ヶ浜(2009年1月17日)

河口の形が変わる
2009年1月17日の虹ヶ浜 枠を決める会員 河口の形が変わる
虹ヶ浜に着いてびっくり!
花水川の河口の形が変わり、川が平塚側を流れて海に注ぐ形になっていました。


<今日の収穫>
少なめ ウニ ホタルガイ
今日の収穫 ウニ ホタルガイ
ミドリイガイ ムラサキイガイ センダンの実
ミドリイガイ ムラサキイガイ センダンの実
テナガツノヤドカリの左手 すり減った10円玉 釣り糸
テナガツノヤドカリの左手 すり減った10円玉 <釣り糸>
地味ですが動物に絡むと危険です。
見つけたら拾って帰るようにしましょう。
釣り糸に絡まったウミネコ
(画面の一番下)



新漂着物図鑑92    <コブシ?の種>

 コブシはモクレン科モクレン属の植物で、自生もしていますが、
花が美しく、庭木としてもよく見られます。秋にはオレンジ色の種をつけ、
鳥に好まれるようです。鳥が好む果肉の部分を取り除くと、
黒いハート型の部分が出てきます。ハート型と言っても、
やや潰れた形をしていることが多く、絵のようにきれいな形であることはまれです。
近縁のタムシバも同様の形をしており、絵のものは迷うところですが、
タムシバは自生しておらず、神奈川県では庭木としてもコブシの方が多いので、
今回はコブシに一票。

参考文献:『植物種子目録−果実と種子−』 平塚市博物館(2005)
コブシの種の絵
新漂着物図鑑93    <マルタニシ(左)とヒメタニシ(右)>

 日本にタニシの仲間は4種類生息しています。ヒメタニシ、マルタニシ、
ナガタニシ、オオタニシの4種で、そのうちの2種類が2008年11月8日に
虹ヶ浜に漂着しているのが見つかりました。ヒメタニシはマルタニシよりも細長く、
層の上に鈍い竜骨がありますが、マルタニシの殻表は平滑です。
"ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)"という大型の淡水産の巻貝が
しばしば話題になりますが、こちらは"タニシ"の仲間ではありません。

参考文献:『原色日本貝類図鑑(増補改訂版)』吉良哲明著/保育社(1959)
マルタニシとヒメタニシの絵




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