わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

漂着物を拾う会(2005年6月)

平塚市博物館公式ページ

虹ヶ浜から<2005年5月>

●今月の虹ヶ浜(2005年5月14日)

参加者、約50人!

虹ヶ浜全景

集まりのようす

連休明けから、オホーツク高気圧の勢力が強く、肌寒い日が続きました。この日は、少し太陽が
顔を出したので多少は暖かく感じましたが・・。新人も増えて参加者が50人もあったのですが、
かんじんの漂着物はさびしく、ちょっと残念でした。ハマヒルガオやハマエンドウが満開になり、
シャリンバイやトベラも咲き始めました。 


袖ヶ浜にカマイルカが漂着

漂着したカマイルカ

カマイルカの頭部

 4月22日に、市内袖ヶ浜海岸にイルカの死体が漂着しました。体長2.3mで、20羽ほどのハシブトガラスが
群れて内臓を引きずり出したりしていました。県立生命の星地球博物館に連絡したところ、樽学芸員が調べに
来られ、翌日、現地で解剖をして、骨だけを骨格標本用に持って帰られました。カマイルカのオスだったそうです。


河口の博物誌

ハマヒルガオの薄い色の花と濃い色の花

砂浜に飛来したアオスジアゲハ

センダンの花

色のうすい株も濃い株もあるハマヒルガオ

砂浜にやってきたアオスジアゲハ(何のため?)

集合地のそばにあるセンダンの花がさいた



漂着物図鑑   オレンジ色のエボシガイ

 4月の会の時に大磯の南さんが、また不思議なものを持って来られました。
「オレンジ色のエボシガイなんてあるんだろうか・?」と首をかしげたまま、皆
さんに紹介するのもためらってしまいましたが、その後福田さんが図鑑でそっ
くりの動物を見つけてくださいました。「オオウスエボシガイ」という種類で、
『海辺の生きもの』(山渓フィールドブックス)によると「水深20〜30mでウミエ
ラの骨軸につく」といいます。エボシガイには、海面に浮かんで生活する種類
だけではなく、海底で他の動物についているものもあるのですが、この種類
は後者ということです。オレンジ色という変わった色合いもそうした生活と関
係があるのでしょう。なお、今回のエボシガイがついていた棒が、ウミエラ
なのかはよくよく見ても判断できませんでした。

オオウスエボシガイ

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